上の図は回転用のオステオトームの先端部で外観は抜歯時のヘーベルに似ています。先端部はヘラ状でやや鈍い尖った形態をしています。マーキングは8 mm,10 mm,13 mmで、チタンコーテングが施されています。下から#1の径2.0 mm, #2の径2.8 mm, #3の3.4mm, #4の径4.0 mmになっています。
オステオトーム法は1994年にSummersによって確立された治療法で、ドリルを使用しないのが特徴です。従ってドリル形成時の不快感がありません。さらに削去時の骨火傷と切歯管と下顎神経の損傷を未然にそして可及的に防ぐことができます。特にやわらかい骨に適応し、骨を拡げることによって骨質を改善することができます。ドリル法より損傷が少なく、腫れも痛みもなく短時間で終わります。Summers法では作業エネルギーはPushing-Tappingで行いますが、患者さんはやや不快感を訴えます。私が推奨するオステオトーム法では特殊な形態をした回転用オステオトームを使用し、Pushing-Twistで左右45度回転で行うため患者さんに不快感を与えない特徴を持っています。ドリルなしで骨をPreservation、Condensation、Expansionして、インプラントホールを形成し、インプラントを埋入する治療法である。Simple-Osteotomy、Ridge Expansion-Osteotomy、Socketlift(Sinus-Elevation)に応用可能である。LekholmとZarbの骨質分類のD3、D4のタイプに対応します。最初のみパイロットドリルでガイドホールを形成し、後はTwist(45度左右回転)のみで順次インプラントホールを形成します。Tapping(Malletting) をしないので患者に嫌悪感を与えないで骨を拡大することができます。ドリル法より外傷による反応が少く、熱火傷がなく、治療経費が廉価であります。