「歯列矯正」と「歯科矯正」同じ?違いと基本をチェック
歯列矯正とは
歯列矯正とは、歯の列(歯並び)や噛み合わせを整えるために行う矯正治療のことを指します。
歯並びが乱れていると見た目だけでなく、虫歯や歯周病になりやすい、発音がしにくい、噛み合わせのバランスが崩れることで肩こりや頭痛を招くなど、健康面にも影響が出ることがあります。
歯列矯正を行うことで、見た目の改善はもちろん、機能的にも健康的な口腔環境を手に入れることができます。
歯科矯正との違い
「歯列矯正」と「歯科矯正」という言葉は、実は意味に大きな違いはありません。
・歯列矯正:歯の並び(歯列)を整えるイメージが強く、患者さんが日常的に使うことが多い言葉です。
・歯科矯正:歯科で行う矯正治療全般を表す言葉で、医療用語として使われることが多い表現です。
どちらも「歯並びや噛み合わせを整える治療」を指しており、一般的には同じ意味で使われています。そのため、患者さんにとってわかりやすいように「歯列矯正(歯科矯正)」と表記されることもあります。
歯列矯正の基本的な目的
歯列矯正には、次のような目的があります。
・審美性の改善:きれいな歯並びは笑顔に自信を与えてくれます。
・機能性の改善:正しい噛み合わせにより、食べ物をしっかり噛めるようになり、消化や健康にも良い影響を与えます。
・予防効果:歯並びが整うことで歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病を予防しやすくなります。
歯列矯正の種類
矯正治療にはいくつかの方法があります。患者さんの症例やライフスタイルに合わせて選択されます。
・ワイヤー矯正(表側・裏側)
・マウスピース型矯正(インビザラインなど)
・部分矯正(数本だけ動かす治療)
それぞれにメリット・デメリットがあるため、治療を始める際には矯正専門医に相談して、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 歯列矯正と歯科矯正はどう違うのですか?
A. 意味としてはどちらも同じで、歯並びや噛み合わせを整える矯正治療を指します。「歯列矯正」は患者さんが日常的によく使う言葉、「歯科矯正」は医療的な表現という違いがあります。
Q2. 歯列矯正は何歳から始めるのが良いですか?
A. 子どもの場合は、顎の成長を利用できる小児期から始めるのが効果的です。大人でも歯と歯ぐきが健康であれば年齢を問わず治療可能です。
Q3. 歯列矯正は痛いですか?
A. 矯正装置を装着した直後は歯が動くために軽い痛みや違和感を感じることがありますが、数日から1週間程度で慣れる方が多いです。
Q4. 歯列矯正の治療期間はどのくらいですか?
A. 治療の内容によって異なりますが、一般的に1年半〜3年程度です。部分矯正などの場合は数か月で終わるケースもあります。
Q5. 見た目を整えるだけでなく、噛み合わせの改善にも効果がありますか?
A. はい。歯列矯正は見た目をきれいにするだけでなく、噛み合わせを改善することで咀嚼や発音の安定、虫歯・歯周病の予防など健康面にも良い影響を与えます。
まとめ
「歯列矯正」と「歯科矯正」に明確な違いはなく、どちらも歯並びや噛み合わせを整える矯正治療を指します。特に「歯列矯正」は患者さんに親しみのある言葉で検索数も多いため、情報を探すときにはよく使われています。
いしやま歯科・矯正歯科では、日本矯正歯科学会認定医である女性矯正専門医が、患者さん一人ひとりの症例に合わせた治療方法をご提案しています。歯並びや噛み合わせが気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。
台東区浅草 矯正歯科学会認定医
いしやま歯科・矯正歯科